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PC なしで楽しむ

Squeezebox は無線ネットワークや Ethernet でインターネットにさえ接続していれば、家の中のパソコンをサーバとしてセットアップしなくても、単体でインターネットラジオ、アラーム付き時計、自然環境音(波の音や小鳥のさえずりなど)、RSS ニュース表示などを単体で楽しむことができます。決して安くはない Squeezebox ですが、これだけの機能を使えることを考えればとてもお買い得に思えます。

一番初めに Squeezebox の電源を入れてネットワークの設定を終えると、まず家のパソコンに設定された SlimServer に接続するか、SqueezeNetwork に接続するかを選択します。ここでは、パソコンのいらない SqueezeNetwok に接続します。SqueezeNetwok は Slim Devices がインターネット上で 24 時間提供しているオンラインサービスです。このサービスには家のパソコン、または家の外のインターネット端末からもログイン可能で、なんと家の外からインターネット経由で家の Squeezebox をコントロールすることさえできてしまいます。

以下では、Squeezebox を SqueezeNetwork に接続したあとに使える機能を紹介します。

Now Playing

現在演奏中の曲名、アーティスト名などをスクロールしながら表示します。さらに曲のフォーマットや現在聴いているインターネットラジオ局の名前、URL の表示、お気に入りリストへの登録が行えます。

お気に入り

気に入ったインターネットラジオ局を登録して、簡単に呼び出すことができます。

インターネットラジオ

始めから登録されているインターネットラジオプロバイダーは次の通りです。

それぞれのサービスの下に数十から数千のラジオ局が連なっていますので、あわせると一万局近くになるのではないでしょうか。探すと日本の最新曲や懐メロを流している局も見つかります。

こんなに局がたくさんあると探すのが大変ですが、ジャンルによる分類やお勧めピックアップ、(上記のサービスによっては)アーティスト名、曲名による検索を利用することもできます。

また、上記プリセットラジオ局以外にも、SqueezeNetwork のオンラインサービス上から任意のラジオ局を「お気に入り」に追加することで聴くことができます。

Pandora Radio

2006 年 2 月から新たに提供されたサービスがこの Pandora との連携機能。Pandora とは、好きなアーティストや曲名を入力すると、そのアーティストや曲を含む、関連する曲のあなた好みのリストを自動で作って再生してくれる、というサービスです。これは非常に素晴らしいサービスですが、Squeezebox でも利用できるというのはまた画期的。

パソコン上では広告が表示されるのでタダですが、Squeezebox で利用する場合には 3 ヶ月 $12、1 年 $36 の利用料がかかるようです。そのため、事前に SqueeezeNetwork 上で登録をしなければ利用できません。90 日の無料お試しをすることはできるみたいですが。

Live Music Archive

世界中のウェブページを収集し、過去の情報を保管する活動を行っている Internet Archive プロジェクトの一環として、ライブ音楽のアーカイブを行っているのがこの Live Music Archive です。33,000 曲以上のコレクションがあるようです。

アーティストを選び、さらにライブが録音された年を選んで、最終的にライブを選びます。

自然音

波の音、水の流れる音、風の音、虫の音、雷の音などなど、20 種類以上の自然の環境音の中から選ぶことができます。癒されたいときに。

RSS ニュースティッカー

RSS で配信されるニュース記事が画面上を流れます。プリセットされているニュースソースは

  • SqueezeNetwork Welcome
  • BBC News World Edition
  • CNET news.com
  • New York Times Home Page
  • RollingStone.com Music News
  • Slashdot
  • Yahoo! News: Business

ですが、これも SqueezeNetwork のオンラインサービス上から任意の RSS Feed を追加することができます。

アラーム時計

設定した時刻に Squeezebox を起動してアラーム音を鳴らせることができます。音量の設定のほか、アラーム音としては数十種類の効果音、自然環境音、お気に入りのラジオ局などが選択できます。

設定

言語、タイムゾーン、時刻フォーマット、日付フォーマット、スクリーンセーバー、文字のサイズの設定、Squeezebox PIN(機器固有の番号)の確認を行うことができます。言語は日本語を選択することもできますが、どうみても英語表示のほうがかっちょいいです。

サインオフ

SqueezeNetwork との接続を終了し、ローカルネットワークの SlimServer に接続を切り替えます。